11月24日の春日山棚田&周辺の光景(環境未来人育成講座)

前日の事務所付近

近くの林の中(森の小径)では、ジャノヒゲの実が紺色を深めています。

当日 駐車場へ参加者の皆さんが三々五々集まってこられました。

受け付け開始

その頃 メイン会場の棚田ではテントを張り、焼き芋の準備を整えます。

駐車場の南の遊具の谷で、山本さんの里山&野草講義が始まりました。北アメリカ原産の帰化植物のワルナスビやイヌホオズキについて解説。

ヤブムラサキの実を指して、近縁のムラサキシキブやコムラサキについて解説。

イノコズチの葉が食べられることなどを解説。

ノダケはシシウドと同じセリ科で漢方の薬(センキュウ:主に婦人病薬に配合)になると解説。

ムシカリ(クサマオ)は茎を使って麻のような上布を作ることを解説 >>古墳ゾーンへ移動。

>>古墳ゾーンへの途中で。ヨモギの今の季節の姿をさして、若葉の頃との違いを解説。

クズをさして葛根湯の原料などと解説。

色づいたヤマハゼを例示して、ウルシの類いについて解説。

紅葉のモミジの元で、モミジ・カエデの類いについて解説。

古墳ゾーンで、赤い実をいっぱい付けたカナメモチの野生種について解説。

古墳ゾーンから事務所への途中で。カラスノエンドウ等が食べられることを解説。

>>事務所北側の木道の谷へ。

>>木道の谷で。最近芽吹いたばかりのヤマグワ(クワの木)について解説。

>>木道の谷から棚田への途中で。リョウブの葉がリョウブ飯の材料となること等を解説。

この辺りにリンドウやツリガネニンジン、アキノキリンソウが咲くことを解説。

昼過ぎに棚田へ到着。モグモグタイムを楽しんでいただきます。

まず、時間のかかる焼き芋の準備にかかります。芋を新聞紙にくるみます。

新聞紙は水に浸すのが良いとの意見で水に浸します。

最後にアルミホイルに包み>>

準備した藁の火に入れ、待ちます。

棚田で収穫した黒米を練り込んだ、二階堂さん手作りのクッキーは引っ張りだこで、即!完売です。

黒米を炊き込んだご飯の試食をしていただきます。

おかわりもしていただきました。

購入してくださった方もいらっしゃいました。

山本さんが事前に収穫されていたヤマイモのムカゴの生食に加え 軽く煎ったシイの実(ドングリの中で唯一、 生で食べられる)の試食をしていただき、秋の里山の稔りを実感していただきました。

お茶はヨモギ茶です。

さて、お芋の出来具合は!!?

ほくほくに焼き上がりました。

畦に腰を下ろし、熱々の焼き芋を味わいます。

まだの方はいらっしゃいませんか?

その時間を利用して、冨田リーダーの司会で、”里山や棚田を通じて”環境について話しあいました。>>その後、棚田周辺を散策。

>>棚田の一番上で。古代米の田植え(5月)の一週間後に、孵化したばかりのニゴロブナを棚田に放ち、3-4㎝に育った7月初めに、棚田からこの池に約230匹を移動させ、大きくなるのを楽しみにしています。成魚になるには3-4年かかります。が、アオサギ対策が必要になっています。この辺りはフジバカマの近縁のサワヒヨドリ・ヒヨドリバナが咲き誇ります。

その足元でミミカキグサが咲いていました(数日後の30日に撮影)。

同じくヒメヤブランの実は熟して黒光りしていました(同じく30日に撮影)。

棚田の南側で、垣根に良く利用されるイボタノキについて解説。

その足元では、ツルリンドウが赤い実になっていました。

棚田の北側で、赤く紅葉したヤマウルシについて解説。

冨田リーダーの閉会の挨拶。17名の参加の皆様には、山本さんの解説やもぐもぐ体験に満足していただけたでしょうか?

後片付けは参加の皆様にも手伝っていただきました。

皆様ご苦労様でした。

念入りに火の始末をして撤収です。

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