1月中旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2020年1月20日 一年で最も寒い寒の内ですが、非常に暖かい日が続きます。が、、朝はそれなりに冷え、霜の花が咲きます。 霜の花 春日山公園最奥部は里山ゾーンとして整備され、冬鳥の観察に絶好の場所でしたが、いつの間にかグランドゴルフ場に再整備され、その歓声に小鳥は藪に潜り込むばかりです。が、、、中型の故か?珍しくアオゲラが姿を現してくれました。 アオゲラ その後を追うように、カケスが顔を出しました。 カラスの仲間で頭の良いカケスからなのでしょうか?アオゲラの様子で安全を確かめて出てきたのかも?? カケスの後ろ姿。すぐに林に中に消えてしまいました。 その隣の藪にジョウビタキ。やさしいお顔はおそらく雌?(お嬢さん?) こちらも、お嬢さん? メジロも現れました。今日はグランドゴルフはお休み? 休憩中? 藪から顔をだしたのはアオジ。 左上は雌? 藪に潜り込んで採餌するようで、藪の中からなかなか出てきてくれません。下草がわずかに揺れると、潜り込んで採餌しているアオジが見つかります。 遊具の谷に移動します。早速モズが目の前に止まってくれました。易しいお顔は雌? 今年は冬鳥が(去年も少なかったですがそれ以上に)非常に少なく、鳥見さんも鳥撮りさんもほとんど見ません。それに反しモズを見かけることが多くなりました。記録的に暖かい冬のせいばかりとは言えないのでは!?? 等など考え事をしながらふと側にアオジが「なにボンヤリしているの!?」とばかりに正面を向いて佇んでいるのに気づきました。 カメラを向けるとすぐに気づき・・・ 藪の中へ。 代わって、黒い・・否青い姿が現れました。藪の中の暗闇では黒く見えますが、藪から出てきた途端に青です!! 直接陽が当たらない間接光でも青が映えます。 憧れのルリ君(ルリビタキ♂)です!! やっと出会えました。お腹の側面は渋いオレンジ。 が、、、すぐに藪の中へ。後ろ髪を引かれつつ、尾根を超えて木道の谷へ向かいます。 下り階段の途中で目の前にシジュウガラ。 これも一瞬で飛び去りました。 その左の法面のシュンランを今年もチェックします。毎年複数の花を開いてくれますが、この時期にこんなに伸びやかに大きくなっているのは初めてです。いつもならこれからまだまだ続く寒さや積雪に耐えるため、短い角のようにギュッと縮こまっているのですが!?? 今年の記録的な暖かさは、シュンランに限らず我々人間を含めた生き物全般にとって良いことなのかそうでないのか??? 数日後の朝も比良山の雪雲は陽が昇るとともに消えてしまいます。この天気なら、日陰の小鳥にも光が回ってくれそうです。春日山公園北西最奥の荒れた草地にベニマシコを期待します。 何故か日当たりの良い北斜面ではなく、日陰になってしまっている南斜面を飛び回るベニマシコ(縄張り意識は薄いようで)♂3羽が一緒です。雪が少し積もってくれれば背景が旨く隠れてくれるのですが・・・そんな贅沢は望まず・・・今季最初の出会いを喜びます。 数十羽が毎日飛び回った年もありましたが、一昨年辺りから(すっかり放置され荒れ果てて、セイタカアワダチソウの出来も悪いせいか?)飛来がめっきり減りました。鳥見・鳥撮りさんもほとんど見ません。 こちらは雌? 今年二回目の例会です。異常に暖かい大寒です。秋からの草刈り後、処理しきれなかった枯れ草を燃やします。上の田んぼの枯れ草も下ろします。が、なかなか火が回りません。 やっと火が着きました。 今度は火が大きくなりました。コントロールが難しい。 少し湿った草を被せて鎮めます。飛び火には十二分に注意します。 この機会に、刈り残していた一番上の田んぼの山側も草を刈ってしまいます。 カヤネズミの空き巣が見つかりました。この棚田でカヤネズミの姿を確認したことはありませんが生息しているようです。楽しみがまた増えました。 早引きして、遊具の谷に回ります。イカルの口笛のような独特な鳴き声は、冬より春を思わせるのんびりした気分にさせてくれます。 イカル イカル イカル