8月中旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2020年8月17日 猛暑日は日常となり、40℃超えでやっと全国ニュースになる酷暑が続きます。棚田の古代米は穂が出そろいました。 ジャノヒゲも未熟な淡緑の胚が出そろい始めました。 毛むくじゃらのクヌギの実(ドングリ)。その下の葉に何やら赤い粒々が?? またまた琵琶湖博物館の大槻先生にお伺いしました。→ →「さきほど虫こぶハンドブック(薄葉重 著 / 新書判 / 84ページ ISBN 978-4-8299-2178-4 )で調べてみたところ、 「クヌギハマルタマフシ」のようです。 クヌギハマルタマバチというタマバチ科のハチが産卵した時にできる虫こぶです。しかも、クヌギハマルタマバチが単為生殖(メスだけで卵を産む)の時につくる虫こぶです。両性世代(雌雄の受精による生殖)の時には異なった虫こぶを作ると書いてありました。なかなか奥が深い世界ですね。 クヌギにとってみたら害虫だと思いますが、クヌギにどれくらい被害を与えているのか分かりませんでした。 続いて・・・ これも同様のものだと思います。虫こぶについて詳しくはないのですが、虫こぶが取れることはあるようです。動植物に詳しい方に聞いてみたところ、取れているのを見たことがあると言っていましたので。私の分かる範囲はこれくらいです。世代で虫こぶの形が変わるというのは、大きな驚きでした。」 サネカズラは花弁が萎れ中の実が覗き始めました。 さらに花弁が後退し・・・ 痕跡が残るのみです。 近くで、開花したヤブランを見つけました。 開花が遅れ、今年は受粉出来ないのではと危惧しましたが・・・ 三日後、棚田のミズトンボはツボミが・・・ ・・・膨らんで来ました。 足下はミミカキグサです。 ジャノヒゲの胚は全容が見えてきました。 ヤブコウジの実もまだ未熟ですが、丸々と太ってきています。 サネカズラの実。この形になると赤く色づいた時が想像できます。 まだツボミが控えますが、開花状態のものはなかなか見つかりません。