7月上旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2021年7月6日 史上最速で梅雨入りの後、中休みがしばらく続きました。関東・北陸が梅雨入りし、夏至を過ぎて夕立が増え、大雨警報の翌朝、8時半には30℃を超え、湿気ムンムンの・・・ ・・・棚田は・・・ ザーザー!! 上の棚田から流れ下る水の音が・・・ ・・・大きく響き・・・ 此処も苗を押し倒す勢いです。 流れ出る方向を変え・・・ 倒れそうな苗を補強します。 至る所で、排水より給水が増し、畦を水が乗り越えますが、事前の補強が功を奏して、崩壊箇所はありません。 最後のササユリ二輪です。棚田では、20+α株が芽吹き、十数輪が開花しましたが、今年はこれで見納めです。 子房のみになって種を育みます。 棚田でもジャノヒゲのツボミを見つけました。 休耕の10枚田にキリンギク。外来の園芸種が侵入。棚田全体にはびこらないように!! 9枚田休耕部ではオモダカが・・・ 次々開花します。 一日花です。 今日の例会も雑草取り。 草刈りと・・・ 雑草退治が続きます。 森の小径のコクランが開花開始です。 ジャノヒゲも開花しました。 木道と遊具の尾根のコクランも開花です。 時計台の駐車場と遊具の間の木陰(注意看板の向こう)が!? 無くなっています。大きな木陰を作って、夏の日差しから多くの訪問者を守ってくれていた憩いの場所がありません。 樹齢百年とも推察するアカメヤナギの大木が切り倒されています。スズメバチが巣作りの場所探しに多く集まっていたので、安全のために切り倒したとのことです。もう元には戻りません。この時期の女王バチの攻撃性は特に弱いとのこと・・・。 仮に巣を作ってしまっても小さい内に排除しても良かったのでは?? この処置の影響か?今年の里山ゾーンでは、巣作りの場所を探す女王バチを例年以上に多く観察しました。里山ゾーン全体にスズメバチの巣を拡げてしまった可能性も・・・ 拙速な愚策では??専門家の意見を聞いてからでも遅くなかったのでは?? アカメヤナギは多くに昆虫がよりどころとする、生態系を下支えする樹でもあるようです。里山ゾーンの生態系に影響がでるかも?? 木道の谷に新たな樹木プレートが付けられていました。表記「ヤシャブシ」ですが、ハンノキではないかとのことです。ミドリシジミの食草で、幼虫の時にアカメヤナギと同じように切り倒されないことを願います。 三日後。遊具と木道の尾根のコクランが咲き進みます。森の小径のコクランはすでに花が萎んでしまっていました。 先日の大雨に耐えた棚田は落ち着きを取り戻していました。 棚田のモウセンゴケはまだまだ見頃です。 ヤブコウジが開花しました。 その横にムラサキニガナ。背は高いが画にしにくい花です。この周辺では、ポツポツと見かけますが、絶滅危惧種指定の県もあるようです。人知れず消えてしまう種が沢山あるようです。 9枚田休耕部で・・・ オモダカが・・・ 次々に開花します。 森の小径でも、ヤブコウジが開花しました。 ヤブコウジは1-2輪がひっそり咲いている方が風情があります。
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