3月中旬の春日山棚田&周辺の光景(啓蟄~春分) 岩井 章洋 | 2019年3月24日 2月下旬から3月上旬にかけ、暖冬を引き継いで暖かい日が続き、一気に春本番か!?と思いましたが、啓蟄を過ぎる辺りから落ち着いてきました。暖かい日が続いた後なので、寒の戻りと大騒ぎするところですが、平年並みとのことです。比良山も久しぶりに雪景色となりましたが、麓に雪はありません。 春日山周辺の野草達は、そんなことは全くの想定内で慌てず騒がず、順調に春の準備をしています。森の小径のイワナシも蕾が開いて来ました。 木道の谷に今年もバーク材の投入がなされ、谷は鶏糞の臭いに満ちていました。植物をチップにしたものを200日熟成させたもので、鶏糞の類いは一切混ぜていないとのことですが?このイヤな臭いは何なのでしょうか? 山の自然の腐葉土は芳しい香りに感じるのですが??? そんな中、植栽のトサミズキが満開になっていました。紅いシベはすぐに退色し褐色になってしまいます。 シュンランの花芽は数株に増え >> >>緑のつぼみ(萼片)が苞衣から少しだけ顔を覗かせていました。「暖かい冬だったけれどもう少し様子を見た方が賢いかな?」 >> 数日後 >> >>寒の戻りで霜が降り、一面真っ白に >> >>霜の花が咲きました。 霜の花。 事務所奥のほぼ満開の紅梅も寒そうです。が >> >> 森の小径のイワナシは開花しました。 奥のツボミはもう少しです。 日が出て気温が上がって来ました。2-3年前の夏の終わりに葉を食べ尽くされ、その後実を付けなくなったマユミの芽吹きが始まりました。 昨年は、虫害後初めて花を咲かせたので期待したのですが、実までたどり着けませんでした。今年はどうでしょうか? シュンラン。「ソロソロ防寒着を脱いでも大丈夫かな?」 開花直前のシュンラン。>> 数日後 >> 春分を過ぎ、シュンランが遂に苞衣を脱ぎ捨て開花しました。一斉に咲き一斉に散り急ぐソメイヨシノとは 異なり、5月頃まで別の株がそれぞれの場所で次々開花します。春一番の花ではありますが、長く楽しませてくれます(^▽^)。 ツクシが地面を被います。 イワナシの奥のつぼみも開きました。いよいよ春本番です。