7月中旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2020年7月20日 カタツムリは、棚田でも随分久しぶりです。九州を中心に全国で集中豪雨による被害が続きます。市内でも被害が報告され鉛色の空が続く中、雨の止み間を縫っての撮影です。 ヌマトラノオ。棚田ではまだこの株だけです。 草刈り機を掻い潜ります。自分より背の高い草が刈られ競争相手が無くなったようで、ずいぶん株が増えました。 大雨が続くせいか、畦の崩壊がそこここで発生します。ここは、ゴムの波板で補強です。 森の小径のジャノヒゲは花を開き始めました。 ジャノヒゲ(開花) ヤブコウジのツボミも開花です。 アリガタツユムシのようです。アリには無い、しっかりした後ろ足です。危険を察知すると、ピョ~ンと飛び跳ねて逃げます。幼い間はアリに擬態し、脱皮を繰り返しながら徐々にツユムシらしく緑色になってくるようです。この棚田では山田彩さん・落合さんの発見です。国内初発見か→京都新聞記事 ぶれてしまいましたが、アリには無い長い触覚を持っています。 棚田からの帰り道、ヤブカンゾウが咲いていました。 4日後。棚田のササユリの子房はますますしっかりしてきました。 競争相手が草刈り機で刈られ一面に株が増えました。 劣勢のモウセンゴケ。そろそろ見納めです。 森の小径のヤブコウジは開花し・・・ さらに、花弁を落とし子房と柱頭だけになり、、、、種を育む時期となりました。 ジャノヒゲも開花。 長雨で、コクランの花は、ちゃんと開花を確認する前に落ちてしまったようです。 が、、、別の株で新しい開花が確認できました。 暗い林床に少し陽が回ると・・・ 黒いだけでは無い、コクランの色が出ます。 コクラン コクラン 事務所奥の草地にヌマトラノオ。 久しぶりの青空にヤブカンゾウ。 4日後の例会。草刈りや水田のコナギ退治などより比較的軽い作業と思い、畦に積み上がったコナギを集めて、一輪車で電柵の外に捨てる作業をやりましたが、5往復もしないうちにすっかりバテて畦一筋の運び出しも完結できませんでした。みなさんの作業風景を撮る気力も失せ、今日の画は棚田作業の前に撮ったモウセンゴケだけです m(_ _)m。