アリガタツユムシ

6月中旬、棚田の上の畑作業中に見慣れない虫に出会いました。
最初、アリかと思いましたが、よく見ると‘アリのようなバッタの幼虫’です。
正体が知りたくて少し調べてみると、どうやら‘日本には居るはずのない虫’だということが分かってきました。
さらに調べていくと、今年の2月に「アリガタツユムシ」として報告された国内初発見の外来キリギリスと同じ虫のようでした(※1)。

その後も何か所かでこの虫と出会えたので、数匹持ち帰って育ててみることにしました。
ツユクサを好んでよく食べ、すくすく育っています。

最初はアリにそっくりでしたが、だんだん胸腹部に緑色のラインが現れ始め濃くなっていきました。
さらに今では顔面が紫です↓

アリの擬態をして外敵から身を守るのは小さいうちだけのようです。
どんな成虫になるのか、今後の観察が楽しみです。

※1
『月刊むし』2020年2月号
滋賀県大津市に出現したアリガタツユムシ(新称)について