11月初旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2019年11月10日 今年の10月は平均気温が記録的に高く、秋の訪れがなかなか感じ取れませんでしたが、木枯らし1号が吹き、カレンダーに立冬の文字も現れ、ススキが秋の低い陽に輝き始め・・・ あちらこちらでコウヤボウキが秋風に揺れ・・・ 遅れに遅れていた紅葉も少しづつ始まりました。 秋晴れの棚田では、、、 来シーズンに向け、水路の整備に余念がありません。 その上の綿畑では、白いわたの花が咲いています。 ピンクを帯びた色変わりの物も・・・。 実を結び・・・ 成熟して、純白のわたが中から顔を出し・・・ これを紡いで綿糸とするようです。 見納めのツリガネニンジンに代わって、、、 棚田のそこかしこにリンドウが見つかり、、、 陽が当たると花が開きます。 棚田のササユリはそろそろ採種の時期です。この個体は花の時に茎が折れ、種まで成長できないであろうとあきらめていましたが、なんと一番早く成熟してくれたようです\(^o^)/。風に飛ばされないうちに確保しなければなりませんが、もうしばらく成熟を待ちましょう。 その横にツルリンドウを見つけ(正確には・・・落合さんに教えていただき)ました。今年は不作で初見です(*⌒▽⌒*)。 木道の谷ではアオツヅラフジの実がいい色になってきました。 スズメウリも熟して白くなり、日陰では結構目立ちます。 森の小径のヤブコウジは遅れていましたがやっと赤く色づき始めました。 ジャノヒゲももう一息か? ヤブランは・・・。 キッコウハグマの閉鎖花は既に痩果の冠毛が顔を出して・・・今年は・・・開放花は無理かも??(´・ω・`) やっと見つけました。\(^o^)/バンザイ! 花撮り名人が”深窓の令嬢”と絶賛したキッコウハグマ。三つの花が合わさって一輪に見えます。ので、薄いピンクに見える雌しべは三本です。虫に先を越されるとスグ褐色に色褪せてしまいます。 この個体は虫より先に見つけることができたようです。木道で一輪、森の小径で一輪、棚田で一輪、計3輪のみです。が、中旬にかけもう少しみつけられたら嬉しいのですが!!!