10月上旬の春日山棚田&周辺の光景 岩井 章洋 | 2021年10月4日 棚田の入り口のアケビは大きく割れてきましたが、まだ鳥を誘因するほどではなさそうです。 コマユミの実も色づきました・・・が、木道の谷に移植の本家マユミは、芽吹き直後 & 花後の虫害の為か、今年も実までたどり着けませんでした。 ススキが輝く季節のはずですが、、、 一時920hPaまで発達した台風16号が上陸することなく本州の東海上を北上し、その西南に位置した近畿には北から冷涼な空気が入ったので、過ごしやすくなりましたが、一時のことで、またまた暑さがぶり返し真夏日が続くところもあり、、、棚田は9時にはすでに30℃に達しました。 夏の長雨で日照不足を心配し、また所々畦の崩落などもありましたが、台風の直撃は無くなんとかここまでたどり着きました。 おそらく今年最後のミズトンボ。 ツルリンドウもそろそろ見納め。 柿も色づき始め、 リンドウが顔を覗かせます。 10時過ぎには35℃に達しようとする暑い棚田の、、 9枚田の耕作部を拡張すべくビオトープ部の水を抜き、生き物は一時避難池に集めましたが・・・ 水深が浅いようです。このままでは鳥の餌場となってしまいそうです。ので、、、 鳥避けネットを掛けます。 ビオトープ池周り~トイレ・東屋一帯を舗装するようです。モミジの伐採は無いとのことで、もみじの日陰は残りそうですが・・・ 園児が土の上と同様、転げ回っても大丈夫な優しい舗装なら良いのですが・・・更に、涼しい自然の風が吹き抜け、格好の休憩舎であった東屋の気温の上昇は大丈夫なのでしょうか? アカメヤナギの二の舞にならないか!?? 画面奥の木道の谷からビオトープ池への排水さえ改善されたら舗装などの無駄な浪費は必要無いのですが・・・それより里山ゾーンの維持管理に必要なのはなにより「適切な草刈り」です。 事務所南奥、森の小径の道標のある階段辺りの今年5月10日の様子です。辛うじて階段の丸太が見えているので、カブトムシの産卵床やササユリ育成プランター、その先の主散策路「森の小径」への往復ができました。が、ほぼ半年、草刈りは実施されず雑草に埋もれてしまいました。 階段の丸太が見えなくなってしまいましたので、無理に踏み込むと躓いて大けがをしてしまいそうです。森の小径の野草を観察するためには大回りして、調整池南の植樹の広場から往復するしかありません。 開園当初の里山ゾーンにはこのような、主散策路へ通じる丸太作りの階段状の枝道が数カ所設定され、冒険心をくすぐる演出がされていました。今ではほぼ全てが雑草に覆われ見つけることも出来ません。もったいないことです。 大回りをして、久しぶりに森の小径を往復しました。どこにでもあったミズヒキも久しぶりです。 ツルリンドウもまだ元気でした。 木道の谷で懐かしい秋の薫りが・・・キンモクセイ。 遊具の谷のウバユリ。立派な朔果をつけた株が二株みつかりました。 北駐車場北側散策路のサネカズラの実。一部が赤く色づいたものと、まだ未熟なものとは花の時、何が違うのでしょうか?