2021年12月4日、カブトムシ産卵床づくりを行いました。
ぜひご覧ください!
さて、まずは準備の様子です。
このように、カブトムシ産卵床への進入路がだいぶ草に覆われていたので、
前日に進入路周りの草刈を行いました(12月3日)。
こちらが草刈り後の写真。かなりスッキリしました!
12月4日のカブトムシ産卵床づくり当日の作業には、
大人7人、そして子ども4人が参加しました!!
例年大人だけで行っていた作業ですが、今年は土曜日の例会の日に行い、
子どもたちの参加があり大変賑やかな活動になりました!
助っ人募集の呼びかけに応えて来てくれた皆さん、ありがとうございます☆
まずは昨年つくった産卵床にカブトムシ幼虫がいるかを確認しました。
シャベルで傷つけないように、慎重に掘り進めて行きます。
すると…いましたいました!まるまると大きなカブトムシ幼虫。
この時期にみられるのは、孵化してから2回脱皮を終えた3齢幼虫のようです。
中には、何かに中身を吸い取られてしまった個体も見つかります。
カブトムシの最大の敵はモグラなのだそうです。
モグラは腐葉土に潜り込み、においや振動を頼りに幼虫を探し出し、その体液を吸ってしまうのだとか
3齢幼虫はおおきな顎をもっていて、かむ力も強いようです。
腐葉土、落ち葉だけでなく、朽ち木も食べているようで、
朽ち木などの大きな有機物の近くに多く発見されました。
朽ち木にはまり込んでいるような状態で発見された個体もいました。
数匹の亡骸も含めると140匹近いカブトムシ幼虫が確認されました。
昨年確認されたのは18匹でしたので大幅な増加です。
カブトムシの他にも腐葉土の中には分解者の役割の虫たちや、
冬眠中の虫たちが見られました。
さて、続いては落ち葉集め!
熊手やブロアを用いて、落ち葉を集め産卵床まで運びます。
たくさんの落ち葉には大地から吸い上げられた栄養がいっぱい詰まっています。
何度も往復し、たくさん運びこみました。
カブトムシ幼虫もまた産卵床の中に戻しました。
今回戻した数は、134匹。
また立派なカブトムシ成虫になって卵を産みに戻ってきてね!
以上、2021年カブトムシ産卵床づくりのレポートでした。
参考にした本:『カブトムシの音がきこえる 土の中の11か月』福音館書店
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